ヘミシンクについて

目次

ヘミシンクのCD

 私がヘミシンクを始めた頃は、ネット上でヘミシンクCDを売っているサイトはごくわずかしかありませんでした。クラウドやダウンロード販売も無い時代で、ヘミシンクを体験するにはCDを購入するしかなく、結局、一番安全で確実なのが、アメリカのモンロー研究所に直接注文する事でした。この頃は、DEC(イルカのヒーリング)の会員やモンロー研究所の会員特典もあり、手探りではあったものの、未知なるものに対するワクワク感と期待にあふれていました。結果として、かなりの数のヘミシンクCDを手に入れ、毎晩のようにメタミュージックを聞いていました。ちなみにモンロー研究所が販売しているヘミシンクCDには大きく分けて3種類ありました。それは「メタミュージック」、「マインドフード」、「アルバムシリーズ」です。

 「メタミュージック」は、クラッシック音楽やヒーリングミュージックの様な音源にヘミシンク効果を持つ音源を付加させたものです。ヘミシンクの効果を手軽に体験してみたい場合やリラックスしたい時に最適です。

 「マインドフード」は、特定の目的を持たせたCDで、例えば「痛みの軽減」、「熟睡への誘導」、「すっきりした目覚め」、「チャクラの探索」、「ガイドとの出会い」など多くの種類があります。

 「アルバムシリーズ」は、ゲートウェイ・エクスペリエンスなど、モンロー研究所のヘミシンクセミナーで経験する内容に近いものやマインドフードの拡大版の様な感じのものなど、複数のCDで特定の目的を達成するための様々なヘミシンクプログラムを収録したものです。

 現在では、日本語のナレーションが入ったヘミシンクCDも多数作られ、ネットを検索すれば簡単に手に入れられるようになりました。なお、以前はヘミシンクCDの入手方法として、モンロー研究所が販売しているものを購入するほか、様々な入手経路がありました。一つは、「Take Home CD」。これは、モンロー研究所のヘミシンクセミナーに参加した時、自宅復習用のヘミシンクCDをお土産としてもらえるものです。このCDは、実際にヘミシンクセミナーのセッションで使われたものと同じ内容で、一般に販売されているCDでは体験できないフォーカスレベルを体験できる特別なCDです。ただ、ナレーションは全て英語です。因みにそれぞれのセミナーでもらえるお土産CDで体験できるフォーカスレベルは次の通りです。

セミナー名Take Home CDで体験できるフォーカスレベル
 ゲートウェイ フォーカス21
 ライフライン フォーカス27
 X27 フォーカス27
 スターラインズ フォーカス34・35
 スターラインズ2 フォーカス42

 二つ目は、モンロー研究所の会員用に配布されていたCDです。会員になると定期的に一般には流通していない特別なヘミシンクCDが会報と共に送られてきました。私はこのCD欲しさに会員になっていました。ただ、残念ながら現在はもうこの制度は無いと思います。配布されたCDはまさにお宝CDばかりで、ユニークなものばかりでした。その中で私が気に入っているのが「Energy Centers」です。これは各チャクラのエネルギーを順番に体験していくもので、おそらくモンロー研究所のハートラインズのセッションで使われていたものだと思います。結構、強烈なCDで、とてもパワフルなエネルギーを体感できます。そのためか、最初の頃は最後までクリックアウトせず聞けたことはめったにありませんでした。このCDはPICコードを使ってフォーカス12に飛び、チャクラ巡りを始めるものですが、PICコードの存在すら知らなかった頃はよく分からないまま聞いていました。なお、当然ではありますが、これらのCDのナレーションは全て英語です。あと、もう一つ自分が気に入っているのが、「Ethan’s Milagro」です。これはヒーリングのためのCDらしいのですが、英語はあまり得意ではないため、全てのナレーションが理解できていないので何とも言えせん。それでもこのCDが持つ独特の雰囲気はモンロー研究所が創ったCDとは思えないほどユニークで大好きなCDです。今でもBGMが耳に残っています。

グループエネルギー

 ヘミシンクを使った死後世界等の探索やガイドとの交流に関する本やブログが巷にあふれています。そして、それらの話の中で多くの人が、「自分は特別な存在ではありません。普通の人ですよ。」と言っています。それを真に受けて(ある意味、事実ではありますが)気軽にヘミシンクを試してみた人も多いと思います。でも、自宅でヘミシンクのCDを聞いてみても期待したような体験ができなかったという人は意外と多いのではないかと思います。私もそうでした。時には、眠くなったり、頭の一部に圧迫感を感じたり、体の芯に振動の様なものを感じたりと、何かしらのサインのようなものを感じたことは何度もありました。でも、結局自宅でヘミシンクを聞いていたときは、それ以上の事は起こりませんでした。ヘミシンクに関する本に書いてあるような、色々なビジョンが見えたり、ガイドの存在を感じたり、意識の一部が離脱したり、そんな体験は皆無でした。

 結局、ヘミシンクを使って色々な体験をすることは難しいことなのでしょうか。

 自分の経験から言うと、ひとりでチャレンジしている間は多分難しいだろうと思います(無論、人によっては体験する時期やタイミングが異なるので一概には言えませんが)。

 ではどうすれば良いのか。

 答えは簡単です。要するに1回でもいいのでヘミシンクセミナーに参加してみることです。自宅ではあまり体験できない人がセミナーに参加すると色々な体験が出来たというケースも意外と多いのではないでしょうか。それには理由があります。なぜ、ひとりだと難しいのか。それは非物質の世界の探索の成否は、非物質世界の波に上手く乗れるかどうかで決まるからです。いわばラジオのチューニングと同じです。ラジオであれば目的の局の周波数にダイヤルを回して合わせればよいのですが、非物質世界の探索をするには、探索先の波長と同調する力や安定して同調し続けるための特別な力が必要です。その手助けになるのがヘミシンクですが、ある程度のエネルギーや経験が無いとうまく感覚を掴めずなかなかうまく同調することができません。そのため、あと一歩で何かが変わりそうだ、見えそうだという感覚までは持てても、更にその先にはなかなか進めないのです。実はその「あと一歩」を後押しするのが「グループエネルギー」なのです。「X27」以降のプログラムでは、この「グループエネルギー」を積極的に使います(因みにアファメーションの段階で「グループエネルギー」を使って探索することを宣言します)。私が「ゲートウェイ・ヴォエッジ」や「ライフライン」では非物質世界の知覚や体感がほとんどなかったのに「X27」や「スターラインズ」では様々な体験ができた理由がまさにこれです。自宅ではできなかった体験がセミナーに参加すると体験ができたという人は、知らず知らずの内に「グループエネルギー」の恩恵を受けているのです。

 私はこのグループエネルギーの効果は二つあると考えています。

 一つは、探索が容易になるという効果です。複数の人が同時にヘミシンクを使って非物質世界にアクセスすると、非物質世界と強固なエネルギーネットワークが形成されます。このエネルギーネットワークがしっかりとかつ安定的に形成されれば、非物質世界の探索はより明確なものとなり、逆にネットワークが弱かったり、不安定だったりすると、うまくアクセスできなかったり、あと一歩のところまでいけたのにという状態になります。強固で安定的なネットワークの形成に効果的な事が「グループエネルギーを使う」という事です。一人の時より確実に個々の参加者と非物質世界とをつなぐエネルギーが太くなり、非物質世界へのアクセスが容易になります。

 二つ目は、非物質世界に対する理解が深まるという効果です。

 ヘミシンクの体験はジグゾーパズルのピースの様なもので、たった一つのピースでは全体像は全く分かりませんが、ピースがある程度揃うと全体像が見えてきます。まさにヘミシンクの体験も同様のことが言えます。一人では意味のない体験やまた無体験だったとしても、実はセミナーで体験をお互いにシェアしてみると意外な気づきがあった、そんな経験があります。また、自分一人の体験だけでなく、他の人達の体験を聞くことでピースが埋まり、新たな発見や気づきがあったという経験が何度もありました。そのため、最初のうちはセミナーに参加してみるのも良いかと思います。非物質世界の存在に対する心の障壁が薄らぐとともに、探索に対する自信を身につけるのにも効果があります。なお、一度「グループエネルギー」を体感すれば、次からは自宅で一人でも簡単に利用することができるようになります。最もそのためには、少なくとも「X27」のプログラムを受講する必要があります。それでも、「グループエネルギー」は一気に非物質世界の探索の幅を広げる力を秘めていますので、ぜひ挑戦してみることをお勧めします。「X27」以降のプログラムでは、この「グループエネルギー」を使う事をアファメーションで宣言しますが、レゾナントチューニングでも「グループエネルギー」を増幅させるための行為をします。なお、ひとりでヘミシンクを聴く時に「グループエネルギー」を使いたいときは、フォーカス27にあるクリスタルからエネルギーを貰う(正確にはエネルギーを交換するのですが、詳しくは体験記の中で記述しています。)こともできます。因みに、「X27」以降のプログラムでは、このクリスタルを起点としてエネルギーの交換等を行い、様々な探索を行います。

アファメーション

 ヘミシンクにおけるアファメーションとは、これから自分が行うヘミシンクプログラムに対して自分の意志・想いを宣言するものです。このアファメーション、実はとても大切な準備行為で、初期における非物質世界の探索の成否に大きな影響を与えます。

 通常、アファメーションはモンロー研究所が用意したものを使います。例えば、「私は肉体を遙かに越える存在です。・・・」。最初は、このアファメーションをナレーションに従って言えば良いのですが、今一、非物質世界の探索がうまく出来ないという時は、このアファメーションを自分の言葉に置き換えてみます。意味をよく理解しないままアファメーションを言うより、一言ずつ意味をかみしめながら、かつ、自分が心から信じている言葉をアファメーションとして使う方が効果は絶大です。私はスターラインズのプログラムに参加するときから、ナレーションのアファメーションは無視して、自分で作ったアファメーションを使うようにしています。

 アファメーションに関しては、スターラインズ2に参加した時、次のような出来事がありました。この時もいつものように自分のオリジナルアファメーションを使っていたのですが、あるセッションの時、いつものオリジナルアファメーションではなく、全く違ったアファメーションをいつの間にか頭の中で唱えている自分に気がつきました。自分が考えた訳でもないのに、言葉が勝手にあふれ出てきます。そして、最後に「全てのものに奉仕します。」そう言った途端、体の周りのエネルギーが一変しました。そう、それは新しいアファメーションの効果だったのです。それ以後はそのときの言葉を思い出せる限り取り入れたアファメーションを使っています。

 それは以下の文言です。

「私は光の国の存在です。私は全てのものが愛において一つであるという事を知っています。私は創造者であり、私の信念や想いは現実のものとなります。私は非物質の世界を探索し、そこで得た知識や情報、体験に基づき全てのものに奉仕します。そのため、非物質の世界を探索する時はガイドやヘルパーの手助けが必要です。この手助けをいつも心から感謝しています。ありがとう。共に旅する仲間達のエネルギーの力を借り、このエクササイズを実行します。」

ポイントは、

 ①自分の考えを宣言する(例:自分は創造者であり、自分の思いが現実となる)

 ②感謝の気持ちを持つ

 ③グループエネルギーを使うことを宣言する この3点を意識して行うことです。

レゾナントチューニング

 マインドフード等のヘミシンクCDでは、冒頭部分で様々な準備段階を経るプロセスがあります。その一つがレゾナントチューニングです。

 ヘミシンクを始めて最初に戸惑ったのは、まさにこの「レゾナントチューニング」でした。実際、ヘミシンクセミナーに参加すると、各エクササイズの最初に必ずレゾナントチューニングを行うパートがあって、みんな思い思いに「アー」とか「ウー」とか結構大きな声を出します。端から見ると変な行為なのですが、このレゾナントチューニング、やってみると案外気持ちがいいものです。声帯を震わせ、いろいろな音を出していると、体のまわりのエネルギーが変化していくことに気がつくことがあります。振動というのは非物質の世界を知覚するために意外と重要なポイントです。声帯を振るわすことで振動を引き起こすレゾナントチューニングは、ヘミシンクの準備段階では欠かすことが出来ないものなのかもしれません。

 それにも関わらず、私は自宅でヘミシンクCDを聞くとき、このレゾナントチューニングは一切やっていませんでした。なぜなら、家で「アー」とか「オー」とか声を出すと、家人になにやら怪しいことをやっていると思われて、一歩間違うと変な新興宗教に引っかかっているのではないかと疑われかねません。だから自宅でヘミシンクを聞くときは、最初のうちはきちんとレゾナントチューニングをやっていましたが、途中から省略していました。でも、本当はレゾナントチューニングの重要性を考えると、良いとは言えません。自宅でヘミシンクCDを聞いてもセミナーの時と違って体験を得られにくい日々が続いた時、やっぱりレゾナントチューニングをしてないのが原因なのかもと思うようになっていました。

 そんなある日、自宅でDEC(モンロー研究所のイルカを使ったヒーリング)を行った時、非物質世界から啓示をもらいました。

 いつものように椅子に座ってヘッドフォンを付けて、DECのCDを聞き始めた時のことです。最初の準備プロセスの時、なぜか急に天のエネルギーを取り入れてみようと思い立ちました。そこで両手を頭上に広げて、空から舞い落ちてくるピンクの花びらをかき集めるイメージをしました(何でそんなイメージをしたのかは分かりません)。すると、いつの間にか、そのイメージに周囲の風景が追加され、S字状にくねった川の河原に立ってエネルギーを集めている情景がありありと浮かんできました。しばらく続けていたら、今度は大地のエネルギーも取り込もうという気になり、足を大きく広げてアースコアからエネルギーをもらうイメージをしました。すると、「頭上と足下からエネルギーが螺旋状に入ってきて、二つのエネルギーが体内で絡み合い、一体となって宇宙になる。」そんな言葉が頭に浮かんできました。その時は何で二つのエネルギーが一つになることで宇宙になるのだろうかと、不思議に思いました(この疑問はスターラインズ2に参加した時に解消されました)。

 事の次第はともかくとして、天(銀河コア)と地(アースコア)のエネルギーを取り入れることは良さそうだったので、この方法を「天と地のエクササイズ」と名付けて、しばらくレゾナントチューニングの代わりにやってみることにしました。

 参考にこの天と地のエクササイズを使った時の記録があります。その記録の最初の部分を紹介します。

 「寝る前にライフラインのCDを聞いた。レゾナントチューニングの時、天と地のエクササイズを行った。天と地のエネルギーを取り入れるイメージを行い、体の中にできた宇宙をそのまま体の回りに広げてリーボールを作った。すると驚くほど堅固なリーボールができた。今まで、リーボールを作ると言ってもイメージで作っているだけで、リーボールが実感できたことはほとんど無かった。しかし、今回は明らかに強固なバリアのようなエネルギーが体の回りにできたことを実感できた」。

 こんな経験の裏付けもあり、今では天と地のエクササイズを通勤途中に毎日行っています。徒歩で通勤しているため15分程度の時間があり、歩きながら5分ほどで済ませています。

 やり方は、先ずアースコアのエネルギーを取り込みます。

 足の裏から水色のグラウディングコードを延ばしてアースコアにつなげてアースコアのエネルギーを取り込み、そのエネルギーが頭上から溢れて足元に流れ、また足の裏を通って頭上へと循環する。そんなイメージをします。その際、アースコアから流れてくるエネルギーは青水色をしています。次に頭上に無条件の愛のエネルギーでできた赤いハートをイメージします。回転しているハートを頭上から体の中心に沿って降ろします。それを心臓のあたりで拡げて体の周りを覆っているアースコアのエネルギーと重ね、この愛のエネルギーでアースコアのエネルギーと一体となったと宣言します。その後、アースコアのエネルギーを頭頂から空へと延ばして銀河コアへとつなげます。その時、地球から青い光の柱が立ち上り銀河の中心に向かって伸びていくイメージも併せて行います。

 次は銀河コアのエネルギーを取り込みます。

 空の上から無数に舞い降りているピンクの花びらが頭頂に吸い込まれていくイメージをします。頭頂から入った無数の花びらがピンク色のエネルギーとなって体の中を通って足下まで流れ、そのエネルギーが体の周りを包み込むように頭上に上がって行き、また頭頂へ入り下って行く、そんなエネルギーの循環ができたことをイメージします。次にアースコアのエネルギーを取り入れた時と同様に無条件の愛のエネルギーでできた赤いハートをイメージし、それを回転させながら体の中心に降ろして拡大させて銀河コアのエネルギーと一体化させます。その後、銀河コアのエネルギーを足元のグラウディングコードを通してアースコアへと流します。同時に地球に宇宙からピンク色のエネルギーの柱が降りてくるイメージをします。その時は、水色のエネルギー柱は地球から宇宙空間に向かって流れ、ピンクのエネルギー柱は宇宙から地球に向かって流れる、そんな2本のエネルギーの柱を同時にイメージします。つまり、アースコアのエネルギーが銀河コアへ、銀河コアのエネルギーがアースコアへとこの二つの流れができるわけです。この天と地のエクササイズの目的は、自分自身がアースコアと銀河コアのエネルギーを分けてもらうのと同時に、アースコアと銀河コアを結ぶエネルギーの流れを作ることにあります。

 それぞれのエネルギーの流れが確立できたら、アースコアのエネルギーを足元から体の中心部にらせん状に上昇させると同時に、銀河コアのエネルギーを頭頂からせらん状に降ろしていき、体の中心部で二つのエネルギーを重ねます。二つのらせん状のエネルギーが体の中心部で一体となった時、ビッグバンが起こり、まばゆい光のエネルギーが生まれます。これが宇宙です。

 再び頭頂に無条件の愛のエネルギーでできた赤いハートをイメージし、回転させながら体の中心に降ろして、体の中の光のエネルギーと重ねて一体化します。ここで、「これにより宇宙と一つとなりなりました。宇宙と一体となったことで、いつでも必要なエネルギーや知識にアクセスできるようになりました。」と宣言します(もちろん心の中てですが)。最後にアースコアと銀河コアに感謝を込めて「ありがとう」を言います。

 この天と地のエクササイズは、私にとって仕事に行く間のルーティーンになっていて、これをやることで自信を持って一日の仕事に臨んでいます。

 今でこそルーティーン化した天と地のエクササイズですが、スターラインズ2に参加するまでは、やっている事の意味を理解しないまま行っていました。特に天と地のエネルギーが体内で宇宙になるということがどうしても理解できませんでした。その答えが分かったのがスターラインズ2での体験でした。スターラインズ2では全てのものが愛において一つであるという概念を知りました。天と地のエクササイズは、その考え方の延長線上にあったのです。そして、いつものように通勤途中に天と地のエクササイズを行っていると、はたっと閃きました。そう、「天と地のエネルギーを体内で愛のエネルギーを使って一つとする」ということと、「すべてのものは愛において一つ」ということは同じではないだろうか。つまり、天と地のエネルギーを愛で一つにすると宇宙になるということは、愛のエネルギーで宇宙と一体となるということと同じなのではないのか。「宇宙になる」とは「宇宙と一つとなる」ということだったのではないのか。たから、大事なことは天と地のエネルギーを取り入れることではなく、「それらのエネルギーを愛とともに一つにすることだった」ということに気がつきました。

記録の重要性

 ヘミシンクの体験を毎回記録することは非常に重要な事です。たとえ、全てクリックアウトしてしまい、気がついたらCDが止まっていたという場合でも記録はした方が良いです。その時は、「レゾナントチューニングまでは覚えているが、その後クリックアウト。気がついたらCDは終わっていた。」こんな内容で充分です。こうした些細な、また、何の役にも立たないと思われるような記録でも、それらの記録の積み重ねにより後になってから、初めて分かるような事柄が隠れている場合があるかもしれません。何事も無駄な事は一切ありません。全ては必然であり、一つの事象へとつながっていきます。体験を覚えているつもりでも、人の記憶ほど曖昧で不確かなものはありません。そのため、体験等を記録していかないと、それらの繋がりを見つけることは難しくなります。

 体験を記録するときは、出来ればノートとペンを手の届く範囲に置いておき、体験中に手だけ動かして記録するのがベストです。当然、字はぐちゃぐちゃになりますが、ヘミシンク終了直後ならばすぐに読解し、記録し直すことができます。最初はヘミシンク中に手を動かすことで変性意識状態が解けてしまうのではないかと思っていましたがが、実際、試みてみると全く問題はありませんでした。ただ最初のうちはヘミシンク終了後に速やかに記録する方がよいかもしれません。また、これも人にもよるのかもしれませんが、色々な体験を1回のヘミシンクで体験するとそれらを全て覚えていることは結構難しいものです。出来ればヘミシンク中に、言葉の断片だけでも良いので、体験の記録を書き留める事をおすすめします。

 こうして残した記録を後日読み返してみると、意外な発見があったりします。また、ヘミシンク中に記録した言葉が、後日思わぬところで再度目にし、その時の言葉がやはり非物質世界からのメッセージだった事が分かったりします。こんな事がありました。スターラインズ2のプログラムに参加した時の事です。フォーカス49からスターゲイトを越えて更に先のフォーカスレベルを探索していた時の事です。その時は周囲が真っ暗で特に何も認識できなかったのですが、突然あるシンボルと言葉が浮かんできました。すぐに、体の脇に置いてあるノートにその言葉とシンボルを書きとめたのです。その時はその言葉の意味も分からず、また、聞いたことも無い言葉でした。結局、この言葉等についての手がかりは得られないままスターラインズ2は終了し、いつもの生活が始まりました。その後、半年位たった頃、ある雑誌を読んでいると、なんと、スターラインズ2で心に浮かんだ言葉と全く同じ言葉を見つけました。そして、これが偶然では無いことを証明するかのように、その日の夜、見ていたテレビ番組でも、その言葉を耳にしたのです。ただ、そういう偶然はあったものの、それ以上の情報は無く、現時点ではなぜその言葉が伝えられたのかは分からないままです。でも今後この言葉が自分の人生の中でどうつながっていくのか、これからが楽しみです。 こうした事は、ヘミシンク中の体験を記録しておいたからこそ起こり得た訳で、体験を記録することは自分自身の為にもなるし、その記録を公開する事で他の人の為(奉仕)にもなります。

ヘミシンク体験記

 このホームページで紹介する内容は、実際に私がモンロー研究所のヘミシンクプログラムを受講したときの記録です。
 モンロー研究所のヘミシンクブログラムは計5回受講していますが、最初の「ゲートウェイ・ヴォエッジ」と「ライフライン」では、しっかりとした記録を残していませんでした。今から思えばとても残念なことです。確かに劇的な体験は皆無で、「亡くなった子どもに会いたい」という自分の目的が果たせなかったこともあり、その当時の自分としては、この二つのプログラムでは大した体験ができなかったと決めつけていました。

 しかし、今、その時の断片的な記録を読み返してみると、少しではありますが色々な体験をしていました。ただ、自分が期待していた体験とは程遠いものであったことから、さほど重要な出来事とは思わず簡単なメモ程度にしか記録していなかったのです。しかし、その適当なメモですら今読み返すと意外と色々な体験をしていたんだなとしみじみと思います。

 いい加減な記録しかしてこなかった自分が、なぜか「X27」のプログラムの時は、セッションごとにしっかりと記録を行いました。そして、「スターラインズ」以降のプログラムでは、わざわざ記録用の用紙を作ってセッションが終わる度に、できる限り詳しく体験を記録するようにしました。おそらくこの「なぜか」は、僕のその当時のガイドによる導きだったのかなと思います。いづれにしろ、記録をしたことで、今回、自分の体験を公開することができました。記録していなかったら、ほとんどの体験内容は藻屑のごとく消えてしまったであろうと思います。

 このホームページで紹介する三つのプログラムでの体験は、あくまで私の体験であり、他の人が同じプログラムを受講しても同じ体験ができるわけではありません。しかし、自分自身にとっては、感動と驚嘆に溢れた体験であったことから、ぜひ多くの人に知っていただきたいと思います。そして、この体験談が、皆さんの非物質世界探索における障壁を少しでも取り除くことに繋がればと思います。

 なお、全てのセッションで何らかの体験をしたわけではありません。多くのセッションでは何も見えず、何も体感せず、ただ時間だけが過ぎていった、それが現実です。

 それでも、いくつものワクワク・ドキドキの体験や想像をはるかに超えた世界を垣間見ることができました。

 なお、各プログラムは20以上のセッションで構成されております。それぞれのセッションごとに体験の記録を記載しています。なお、各セッションのタイトルは、正式なものではありません。

 また、各セッションを受ける前には、必ずセッションの内容やその他様々な情報に関する事前のブリーフィングがあります。セッション終了後は、それぞれの体験についてシェアをする機会もあります。このシェアの時間はまさにお宝タイムです。同じヘミシンクを聞いているのに、体験や感じたことが人によって異なっていたり、また同じ様な体験をしていたりします。シェアで得られる情報は、時には自分にとって新たな道を開くきっかけにもなったものもありました。

 体験内容は人によって様々であり、そこから得られる情報の価値も人それぞれです。ここでは、あくまで私が体験した内容のみを公開します。この体験談が一人でも多くの方の参考になれば幸いです。

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